段ボールとmakedoを使って、みんなでドーム型の映画館を作ったよ!

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先週の8月31日(土)に、僕(田中さとし)のやっているmake道場が出張してちいさなひとのえいががっこうと一緒に「街に段ボールで映画館をつくろう!」というワークショップを、杉並区立図書館と隣にある読書の森公園でやりました。
写真はその時にみんなで作った、木に吊り下げた段ボール製のドーム型の野外映画館です。

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街のスーパーなどで分けてもらった段ボールの空き箱を三角形に切り出して&折曲げて&makedo(メイクドゥ)で繋げることで築くドーム型の映画館。直径1.8mのドームは、全部で165枚の2種類の段ボールで構成されていて、約2時間の切り出し&組み立てで完成。問題はその先の、野外の木に取り付けてドームを吊り下げる作業。

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当日は台風が熱帯低気圧に変わった後の、暑くて強い風が時々吹く天候。そんな中での取り付け作業は難航しましたが、段ボールの柔軟性と、皆の粘りによって無事完成し、お客さまを迎えての上映が行われたのでした。

この時に役立ったのは、気軽にトライ&エラーができるmakedo。どこに麻ひも掛けるか?を試行錯誤しながら、makedoで吊り下げるのに最適な場所を探して吊り下げます。これはガムテープや接着剤では出来ない芸当。一度接着したり貼ってしまったら、剥がして構造が弱まったり見た目が悪くなってしまうからです。makedoなら、コネクター(ボタンの様なパーツ)を外して麻ひもを結んだヒンジ(黒いパーツ)を取り付けるだけ。その場所を何度も変えながら、ドームの形が崩れない最適な吊り下げポイントを探して、無事ドームは宙に浮かび上がったのでした。

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上の写真は、樹々に吊り下げる際のmakedoと麻ひもを結ぶ部分です。こんな簡単な仕組みで、このドームは出来ているのです。
もちろんワークショップの最後には、皆でドームを解体して資源ゴミとmakedoを分けて、三角形の部品の裏にはワークショップの感想を描いてもらいました。

できないかもしれない…ドキドキ感がある中でのワークショップ。皆で共通の目的に進むプログラムは、ビジネスの現場でのチームビルディング力や課題の克服力などを鍛えるのに十分通用するものだと感じました。またmakedoの懐の深さを知った、良いワークショップが出来たのでした。

このワークショップの詳細は、make道場のホームページでご覧下さい。